お知らせ

子宮頸がんの予防ワクチンの接種をお勧めします。

2009年12月16日

子宮頸部がんのほぼ100%がHPV(ヒトいぼウィルス)の感染が原因であることがわかっています。このHPVウィルス(現在約150種類が発見さ れています)の中で約15種類が発がんに関係しています。その中でも最も悪性度の高いウィルスはHPV16型と1HPV8型です。(子宮頸がん患者さんの約60%から検出されます)

サーベリックスはこのHPV(16型、18型)に対する予防ワクチンです。

【このワクチンのポイントは】
1.最も発がん作用のあるHPV16型とHPV18型に対する予防ワクチンです。(全てのタイプのHPVに対するワクチンではありません)
2.3回の筋肉注射が必要です。(初回、1ヶ月後、半年後)
3.10歳以上(接種が早ければ早いほど効果的です)
4.現在、すでにHPV感染(16型、18型)の方の治療的効果はありません。(予防です)
5.初回接種は1万8千円(税込)、2、3回目の接種は1万6千円です。

当院では臨床治験の段階から、日本最多の協力医療機関として数百例の希望者を対象に接種を行っております。

出田医師の個人的なこのワクチンに対する感想

このワクチンは予防であり、すでに感染している場合HPV16,HPV18を排除する働きはありません。しかし、HPV16,18の持続感染と思われるケースには感染、自然治癒を繰り返している場合も想定できます。その場合はその感染の継続を止める可能性もあります。
また、HPVはそれぞれ遺伝子的によく似ているため、他のHPVに対する予防効果も報告されています。(クロスリアクション)非常によくできた次世代の治療薬と言えるワクチンです。